入院中の苦労に一つは呼吸です.生き物は当然ながら(多分)みんな呼吸します.心臓がまともに動いてないと言う事は常時呼吸困難になってるようなものです.
心臓は血液を全身に送るための臓器,血液が運ぶものと言えば,栄養や温度はもちろんですが,酸素が代表です.呼吸した空気中の酸素は肺から取り込まれ,血液に乗って体を巡りますが,
心臓が動かなければ,それは出来ません.呼吸して取り込まれた空気からはろくに酸素も取り込まれず出ていく,酸素を求めて呼吸しても酸素を体に巡らせる事はできず,苦しさが消える事はない.
まるでサイコホラーの犯人に追い込まれるような日々が延々続くのが心臓病です.人は何をするにも酸素が必要です.体を保つためにも,考えるためにも,常に酸素が要る.それが無ければ,絶望が続くだけです.
とまあ,そんな日々がありましたが,補助人工心臓を二つ付けると,呼吸が多少楽になります.人類の叡知だと思います.届けられる酸素量,血液量をより増やす事ができれば,移植待機は徐々に楽になっていくかもしれません.しかし,そもそも三尖弁も僧帽弁も閉まらず,逆流してる血液もあるのでそう簡単にはいかないのも事実ですね.
オペオペの実があっても心臓の動きは変えられないでしょうし,治療法のない病気というのは人間をいつまで苦しめるんだろうか.
今日はこんな所で.
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